B1-夏は夜月の頃は金屏風
B1-夏は夜月の頃は金屏風
夏は夜月の頃はさらなり。闇もなほ螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など
降るもをかし。
四月ー六月
梅雨が抜けきらない時期だ アヤメや
カキツバタの時期 潮来アヤメ祭りは
六月だ
夏は日が伸びて明るい時間が伸びると
言っても蛍が飛び交う頃には家の中に
居たであろう 私の子供の頃でさえ
電灯は母屋の居間だけで後は油を用い
たランプが使用されていた 外トイレ
とか風呂場とかはランプや懐中電灯
ロウソクを用いた 秋の脱穀などは
庭を照らす外灯や発動機のランプが
用いられた 明かりが在る所が仕事場
だが明かりには金がかかる
そんな訳で昔の闇夜は鼻をつままれ
ても解らない真っ暗闇 夜の仕事は
カーバイドランプや油を燃やすカンテ
ラ、ローソクの提灯だった
私の感覚では蛍の飛び交うは七時半か
ら八時頃と思う

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