B1-開拓者魂
B1-開拓者魂 Net→B1-開拓者魂 三日月の夜 誰も書いた事の無い作品を作ろうとしても 所詮は何処か似ている事をしているに相違 無い 彼の文豪と言われた人々でも古文を 参考にして作品を作ったと言われる 文豪 にしてもその様なことだから凡人の端っこ にいる私などでは到底出来そうもない それならば数年先には実現できそうな私の 冥土生活について書いてみようか これな ら私自身の事で誰にも真似は出来ない すでに私は三億人の女房に出来る限り多数 の我が子を産むように命じてある 広い宇 宙の事なれば三億個の惑星など微々たるも のである やがては女房達と我が子達も私 の所にやって来る それ相応の大きさが必 要である 所謂私小説を書く訳であるから主観三昧客 観性など微塵も無い訳で他人からすれば理 解に苦しむであろう それでいいのだ 死んだ直後の事は全く想像もつかない 闇夜に我ひとり右も左も解らぬ状態である しかし私には使命がある 女房子供達と一 緒に住む世界を創らねばならない 私は一歩又一歩と前へ進んだ すると女房 の一人の姿が浮かび現れた さらに共に歩ん で行くと又一人現れた 前に進むたびに現れ ては共に進む 女性集団1 女性集団2 女性が一人又一人と現れるたびに辺りが明る く成って来た 如何やら冥土の旅の足元の昏さは道連れが 多い程明るくなる様だ 人間の頭に描かれる 世界は視覚でできている それが幻想であっ ても目の前にはある光景が展開される VRゴーグルを装着しているようである 当然 ドット数が多い程細密な画面が展開される 一番最初に現れ最前列を共に歩むのは運命的 な出会いの女性かも知れない 印象も強く細 部まで記憶が鮮明てある 列を構成する女性 はその位置によって個性的な記憶となってい る 特別な思い出であり忘れられない存在で ある 道中も賑やかに繰り出せば一人旅のウサも晴 れてあれやこれやと他愛の無い話に旅の道行 きの気楽さも手伝ってヤガては冥土へと到着 する そこは空間が広がる そこは捉えどころ無い空間が広がるのみであ る そこで皆で手を繋ぎ浮島状態 人間と言 うものは人間に執着が有る様だ 大地1 大地2