B1-B1-Shrine in my town-Sequel 10


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道反大神
 伊耶那岐神が黄泉国から逃げ還った際、伊耶那美神に
追われて、黄泉比良坂を塞いだ千引の石(ちびきのいは)
につけられた名。また、塞坐黄泉戸大神ともいう。

「道反」という名は、伊耶那美神を道から追い返したこ
とによるものとされる。また、悪霊邪鬼を道から追い返
す、磐石の呪力の信仰に基づいた命名とする説がある。
 黄泉比良坂のサカは、境界を意味するとされ、すなわ
ち、黄泉比良坂は現世と冥界との境界の坂であると考え
られる。それを遮断した千引の石、道反之大神には、道
祖神、塞の神のような境界神としての性格が濃厚にうか
がわれる。道祖神は、主に石を神体として村の境域に置
かれ、悪霊や疫神などの災いの侵入をせきとめる神で、
その風習は現代まで全国各地で受け継がれている。この
神話は、そのような境界神の信仰を基盤に持つものと捉
えることができる。古代における、石、岩に対する防塞
の呪力の信仰は、邪鬼が京に侵入しないよう祈願する道
饗祭の祝詞の中にもうかがわれ、そこでは、根の国・底
の国からやってくるものを防ぐ三柱の防塞神を塞がる岩
にたとえている。外国には、死者を葬った場所から村へ
の道の間に障害物を設置して死霊の侵入を防ぐ儀礼があ
り、黄泉比良坂を塞ぐ神話についても、葬送におけるそ
のような実際的な儀礼を根源に持つとする説がある。ま
た、『古事記』に描かれた黄泉国が、古墳の横穴式石室
の様相を反映しているとする立場からは、遺体の眠る玄
室へ続く羨道の入口部を石塊で閉塞する儀礼を反映した
ものとする説もある。
 この神が「大神」と称されている理由については、
現世と冥界との境界神としての重要性や、両世界を遮断
することの神話の構成上の重要性などが説かれている。
また、同じく大神となった伊耶那美神とともに、岐美二
神のコトドワタシの場の影響力による変異と捉える説が
ある。
ここで疑問に思うことは、千人の力が必要である「千引
の岩」の移動に伊邪那岐は一人で動かし得たのであろう
か、甚だ疑問である

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